2009年12月30日水曜日

blender250Freestyle統合ビルド

Freestyle統合プロジェクトのブログに進捗情報がポストされていたので
もしやと思いsvnのアップデートをかけてみるとプロジェクト更新されてる!

というわけで早速ビルド。
blender250-Freestyle_svn25618_gcc.tbz

とりあえずこれだけ。
俺、この大掃除が終わったら思う存分blenderをいじるんだ。

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2009年12月28日月曜日

トゥーン向けのモデルをなんとなく作り始める

 Freestyleでいろいろ試すにはそれなりのモデルデータが無いとつまらないので
トゥーンシェーティング前提でモデルを作り始めてみる。

アニメのキャラクターとかを2次元の絵として普段なんとなく見慣れているけれど
3Dデータとして改めて見なおしてみるとだいぶ目が大きい事に気づく。
よく海外でネタにされているほど極端なバランスでは無いものの目を大きくしないと
それっぽく見えないのが面白い。

始めたばかりだけど適当にマテリアル設定してレンダしたら、意図して調整したわけでも
ないのに見事にデコにハイライトが入ってて吹いた。



以下はモデリングのショートカットのメモ

・Ctrl + LMB : クリックした場所に頂点追加。
User Preferences -> Interface -> Auto DepthがONだと頂点が追加される
空間上の位置精度が良くなる気がする。気のせいかもしれないが。
・Alt + RMB : 連続した頂点を選択。再度クリックすると縦と横が切り替わる。
・Ctrl + Alt + RMB : 連続した面の選択。
RMBで選択される面がプレビュー表示される。その面で問題なければLMBで決定。

以上全部2.5svn25574時点のもの。
blenderが2.5になったのとあわせて、久しぶりにまじめにモデリングしたこともあり
自分が忘れてただけなのか、以前からあって自分が知らなかっただけなのか
それとも2.5で追加or変更されたショートカットなのか全然検討がつかない。

ある意味新鮮な気分w

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2009年12月24日木曜日

Freestyleをこれからも応援します。

開発者の交代に伴なうプロジェクトの引継ぎがあったblenderのFreestyle統合版ですが
今後の予定も発表され統合に向けた作業は進行していくようで一安心。

さらに昨日リポジトリの更新もあり、ちょっとしたクリスマスプレゼントといった感じに。
というわけで早速ビルドしてみました。いつものごとくOSX10.5以上32bit。

blender250-Freestyle-svn25509_gcc.tbz

いつもファイルをロダに上げてから一度自分で落として問題ないか確認してるのですが
今日のファイルを落として確認してみると、なぜか既にカウンターが回っている。
 一つは自分だとしても、RSSの更新とかで気づいたのだろうけど他の人早すぎですw
たまにファイル間違って古いの上げたりとかするんでもっとゆっくりしてください。


なにはともあれ、Freestyle統合版を触ってるとやっぱり自分でスタイルモジュールを
書いてみたくなる。公式サイトを見ると標準で用意されているモジュールはあくまで
サンプルでしかないという感じ。


公式サイトからひとまず役に立ちそうなページをとりあえずメモ。
・スタイルモジュールを書くためのチュートリアル
・スタイルモジュールによる描画の解説
・クラスリファレンス

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2009年12月20日日曜日

Lux開発版のレンダが着々と高速化している件

 具体的には
・metropolisサンプラの改善でサンプル捕集を高効率で実施
・インテグレータで発生していたノイズの低減
という雰囲気。無駄弾を撃たなくなったという感じ
結果として同じレンダ時間ならよりノイズが少なく、同じ品質ならより短時間に。

試しに前にレンダしたこのシーンを開発版でレンダしてみた。



約10分でこんな感じ。

前回は1時間かからないくらい、50分ちょいとかのはず。かなり早くなった。
igiのノイズが少なくなったようなので、前回のbidirectionalからigiに変更。
サンプラは同じmetropolis。
インテグレータが違うので同条件ではないけど、それ以上に改善された
サンプラの影響が大きい。劇的といってもいいくらい。

LuxBlend開発版には"0.7 Devel"の記載があるけど、Lux本体のリポジトリの更新
見ると"v.061"ってタグも存在する様子。
0.6リリース以降に適用されたパッチやバグ対策のバックポートでv0.6.1が
v0.7よりも前にリリースされたりするのかなぁ。

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2009年12月15日火曜日

blender250-Freestyle統合版 svn25345

さっきsvnのワーキングコピーを更新したらscons関連のファイルが修正されたようで
ちゃんとビルドできるようになってた。週末にビルドできなかったのはそのせいか。

ただ、Freestyle統合はblender.jpでミーティングノートとして掲載されてたけど
二人いる中の人の片方が仕事を優先してしばらくFreestyleから手をひくそうな。
しばらく大きな更新はないのかもしれないので、逆に今のうちにスタイルモジュールを
いろいろいじってみようかなぁ。

というわけでとりあえずビルドしたのはこちら。
OS10.6で動作確認済み。10.5でも動くはず。FreestyleにはPython3.1が必要。

blender250-Freestyle svn25345
gcc版
llvm-gcc版


ついでに通常のtrunkも更新してビルド。

svn25357
gcc版
llvm-gcc版

trunkの方はalpha1に向けて粛々と開発が進んでいるような雰囲気。
We need OpenGL developers who can compile and test
Blender in different configurations, especially ATI and Intel (gfx)
environments. This for sculpting (partial update, VBO) and buffer
methods (double, triple, draw to texture).
ということなので、バッファリングやテクスチャ表示関連など描画周りにさらに
手が入る可能性が大きそう。

2.49bとOSX10.5の環境から、2.5とOSX10.6に移行してかなり軽くなったけど
インテルの内蔵グラフィックでもさらに快適になったりするんだろうか。

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2009年12月6日日曜日

blenderとLuxRenderのビルド手順メモ

2.5系は今のところスモークを試すとかなりの高確率で落ちる感じ。
svn更新してビルドしたけど状況は変わらず。
試したビルド:blender250-svn25136-osx10.6-i386-llvm-gcc.zip

OSXでもOpenMPを有効にできるというのがわかったので有効にしてみた。
bulletなどの物理シミュレーションがマルチスレッド対応になるとか。

ところでアップしたビルドは他所のマシンでも動いてるんだろか?
某所で動かないという報告があったので心配なところ。
落として試された方の動作報告をいただけると非常に助かります。

というわけでblender2.5系とLuxRender0.7系の開発版のビルド環境を構築して
更新を追っかけられるようにしたのはいいが結構更新頻度が高くて驚く。
オープンソースってこういうことか。
やたら手元の環境を更新してもあまり意味がないので週末に差し替える感じかなぁ。


以下はビルド手順もある程度慣れて安定してきたのでとりあえずメモ。

・blender250 svn trunk

svnのワーキングディレクトリ(blenderとlib)で
$ svn update
$ python scons/scons.py
するだけ。本体だけでなくlibも更新するのを忘れないように。

今のところ問題なく更新して最新ビルドができてるけど、ダメなら
$ cp ./config/darwin-config.py ./user-config.py
して、user-config.pyを再設定すればよさげ。


・blender250 Freestyle branch

今のことろ更新がないので実際どうなるかは分からないが
多分trunkと同じやり方でビルド出来るはず。



・LuxRender

ソースをダウンロードする。
http://src.luxrender.net/lux/
luxrender.appのビルドはCMakeList.txtを編集して
$cmake -G Xcode
で、Xcodeのプロジェクトファイル作成。
Xcodeでプロジェクトファイルを開いて追加のオプション設定してビルド実施。

場合によってはLuxBlendもその時点の最新版に差し替える。
http://src.luxrender.net/luxblend/

ただLuxRenderはうまくビルドが通ってもリンクで問題があるのか実行時に
落ちることがある。CMakeList.txtを一度ちゃんと読んだ方がいいのかも。


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2009年12月1日火曜日

svnとSCONを使ったblenderのビルド手順

blender2.5Alpha0 Freestyle統合版をMac OSX向けにビルドしたときの手順です。
こちらの環境はOSX10.6 Core Duoの32bit環境で作業をしました。
Core2な64bit環境でも同様の手順でビルドできるはずなので参考までに。


### 作業ディレクトリの準備 ###

まずは作業するためのディレクトリを準備します。
今回はホームディレクトリ直下に
~/blender-svn
というディレクトリを作りました。

で、その作業ディレクトリに移動しておきます。
$ cd blender-svn


### blenderのソースコードの入手 ###

svnをつかって開発版のツリーからチェックアウトします。

作業ディレクトリにいる事を確認したら
$ svn checkout https://svn.blender.org/svnroot/bf-blender/branches/soc-2008-mxcurioni/
としてしばらく待つとFreetype統合版のソースコードがダウンロードされます。


### ビルドに必要なヘッダファイルやライブラリの入手 ###

事前に MacPortsで必要なライブラリはインストール済でしたがビルドが通りません。
どうやらblender本体のソースコード以外に追加で必要なファイルがあるようです。
というわけで同じくsvnを使ってそれらを入手します。

OSX10.6およびOSX10.5の場合は
    svn checkout https://svn.blender.org/svnroot/bf-blender/branches/lib/darwin-9.x.universa
で必要なものが揃うみたいです。

ここまでの手順で下記のフォルダができている状態になっているはずです。
~/blender-svn
~/blender-svn/lib
~/blender-svn/soc-2008-mxcurioni


### ビルドの設定 ###

ここからの作業はsoc-2008-mxcurioniの中で行います。
$ cd soc-2008-mxcurioni
としてフォルダを移動します。
ここがfreestyle統合版のソースコードのルートディレクトリになります。

次に設定ファイルをコピーします。
$ cp ./config/darwin-config.py ./user-config.py
としてデフォルトの設定ファイルをコピーしてルートディレクトリに持ってきます。

エディタでuser-config.pyを開いて自分の環境に合わせて設定します。
ゲームエンジンやblenderplayerなどblender本体でサポートする機能や使用するライブラリ、
SDK、ターゲットのOSのバージョンなどを指定します。
ビルド環境や必要な機能等は人それぞれだと思うので詳細な説明は省きます。
こちらで今回ビルドするのに使用したuser-config.pyを末尾に添付してあるので参考までに。


### ビルドする ###

今いるソースコードのルートディレクトリで
$ python scons/scons.py
とするとビルドの設定が始まり、コンパイル、リンク、blender.appのパッケージ作成まで
一気に進みます。問題が有れば途中で止まるのでエラーメッセージを参考に対応します。

最後まで進めば
scons: done building targets.
と表示され、~/blender-svn/build/darwin/binのディレクトリに実行ファイル単体のblenderと
パッケージのblender.appが出来ているはずです。

あとはblender.appをアプリケーションフォルダなどに移動して動作確認するだけです。


### 使ったビルド設定ファイル ###
MacOSX10.5 Intel 32bit CPU向け
MacOSX10.5 Intel 64bit CPU向け

ダウンロード後、ファイル名をuser-config.pyに変更。


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祝Freetype統合版更新。

blender.jpでも取り上げられていましたがBlender 2.5 Freestyle 統合が更新とのこと。
2.5alpha0ベースになったようでめでたい。

さっそくGraphicAll.orgをのぞいてみましたがOSX向けビルドは見当たらず。
まぁよくあることです。

しばらくしてOSX向けビルドがアップされても64bitとか書いてあるんです。きっと。

というわけでまたもや自前でビルドしてみました。
->blender-svn25040-freestyle-osx10.5-i386_001.tbz


最適化はデフォルトのまま。とりあえずFreestyleが使えるのは確認済み。

OpenALやSDL周りの設定が上手く行かなかったのでそのへんは無効になってます。
今回は10.5でも動くはず。というかSDKやライブラリが10.5向けまでしかない?感じ。

SCONのテストがてらx86_64なバイナリのビルドも試したんですが、最後のほうの
makesdnaの実行で"Bad CPU type in executable"とエラーが出てビルド完了ならず。

今回やったビルドの手順の簡単な説明とビルドの設定ファイルも添付しておきます。
64bit環境な方はチャレンジしてみてください。

長くなったのでビルドの説明はこちらに。

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調子に乗って他にもllvm-gccでビルドしてみた

googleサイトの容量が足りなくなる恐れが有るのでアップローダを借りました。
今後はなんかあればそちらに上げてきます。

とりあえず今回は下記の2点。

->blender2.49b-py26_i386_os10.6-opt002.zip
 普通のblender2.49b。python2.6を使用。Core Duo、Mac OS X10.6に最適化。

->LuxRender開発版(Lux0.7devel-200911301742-001.zip)
次期リリースに向けて動き出したみたいなので試しにビルド。最適化は上と同じ。
まだまだ絶賛開発中なので不具合とかあるかも。
手元の環境で試したところexphotonが正しく動かなかった。残念。
bidirectional&metropolisの組み合わせは比較的まともみたい。
その辺を試すのにはよさげ。metropolisサンプラがだいぶ賢くなってるみたいで期待大。


というわけで、ためしに今回のビルド2点を使ってレンダリングしてみた。
HDRIマップによるライティングのやり方がわかったのでそれのテストも兼ねて。

レンズの絞りを6枚羽すると背景のHDR画像のボケがちゃんと六角形ぽくになるのが素敵。
あと肌色成分は大事だと思ったw
もうね、物理モデルがどうとか、光学的に正確とかそんなこまけーことは(ry



モデルデータはhheavenさん(mmViewerの中のひと)のデータを使わせていただきました。
肉々しさがすばらしいです。いろいろたまりません。

HDR画像はこちらで提供されているものを利用させていただきました。
LuxRender公式サイトの外部リンクページには他にもテクスチャやHDRファイルを
提供しているサイトへのリンクが有るので要チェックです。


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